つなぎ売り(つなぎうり)

つなぎ売り(つなぎうり)

保有株を売却せず、空売りをすることによって値下がりリスクを回避する手法。

(例)

“100円の保有1株”に対して、“100円で1株空売り”した場合

“100円の保有1株”の損益
(A)
“100円で1株空売り”の損益
(B)
つなぎ売りした場合の損益
(A)+(B)
何もしなかった場合の損益
(A)のみ
株価が90円に下落-10円+10円0円-10円
株価が110円に上昇+10円-10円0円+10円

つなぎ売り後、決算発表等で株価が下落した場合、その後も値上がりが期待できるなら、空売りした株を利確してもいいですし、

さらに下落が考えられるなら、保有株を現渡しすることで、つなぎ売り時の損益で、保有株と空売りの両ポジションを解消することができる。

値下がりリスクを抑えて株主優待を取得するための手法として、個人投資家に人気がある。

ただし、空売りの手数料や金利支払い、逆日歩という思いがけないコストがすることがあるので、事前のコスト計算が面倒重要!

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