つなぎ売り(つなぎうり)
保有株を売却せず、空売りをすることによって値下がりリスクを回避する手法。
(例)
●“100円の保有1株”に対して、“100円で1株空売り”した場合
“100円の保有1株”の損益 (A) | “100円で1株空売り”の損益 (B) | つなぎ売りした場合の損益 (A)+(B) | 何もしなかった場合の損益 (A)のみ | ||
株価が90円に下落 | -10円 | +10円 | → | 0円 | -10円 |
株価が110円に上昇 | +10円 | -10円 | → | 0円 | +10円 |
つなぎ売り後、決算発表等で株価が下落した場合、その後も値上がりが期待できるなら、空売りした株を利確してもいいですし、
さらに下落が考えられるなら、保有株を現渡しすることで、つなぎ売り時の損益で、保有株と空売りの両ポジションを解消することができる。
値下がりリスクを抑えて株主優待を取得するための手法として、個人投資家に人気がある。
ただし、空売りの手数料や金利支払い、逆日歩という思いがけないコストがすることがあるので、事前のコスト計算が面倒重要!
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